職場は毎日通い、家庭よりも長い時間を過ごす場所なので、同僚や上司と親密になりやすい環境です。一緒に過ごしているうちに、既婚者同士でも惹かれ合ってしまうことはあるでしょう。
しかし、当事者同士は幸せなダブル不倫でも、不倫された側は大きく傷つき、人生を狂わされてしまいます。会社にバレれば、会社からの処分も避けられないので、リスクが大きい行為です。
では、社内でダブル不倫をするリスクを紹介します。ダブル不倫がバレるきっかけや処分内容についても、しっかりチェックしていきましょう。
社内でダブル不倫をするリスク5選
家庭がうまくいっていなかったり、単調な毎日に刺激が欲しい時、ダブル不倫は大きな幸せや癒しをもたらします。しかし、不倫である以上は多くのリスクがあることも認識しておく必要があるでしょう。
では、職場でダブル不倫をする5つのリスクを紹介していきます。
社内でのダブル不倫はバレやすい
同僚や上司は、不倫相手と同じように毎日顔を合わせる相手なので、些細な変化にも敏感に気付いてしまいます。決定的な証拠がなくても雰囲気から怪しまれたり、噂を流されてしまうこともあるでしょう。
別の部署などでも噂になると注目されるので、2人でランチにいったり、一緒に帰ることすらできなくなります。中規模~大規模の会社なら、自分たちが知らない人でも知られている可能性があるので、油断できません。
社内だけにとどまらず、関連会社や取引先の人などに決定的な場面を見られてしまうこともあるでしょう。噂になるだけならマシですが、上司や役員に事実を知られてしまったら、処分を受けることになるかもしれません。
共通の知人から家族にバラされる
結婚相手がもともと同じ職場の人だったり、結婚式がきっかけで共通の知人がいた場合、ダブル不倫を家族にバラされてしまう可能性があります。共通の知り合いがいなくても、SNSを通じて匿名でリークされてしまうかもしれません。
メールやトークルームを削除したり、ダブル不倫の証拠を残さないように対策していても、同僚からのリークは防ぎようがないのです。家族にもダブル不倫がバレたら、会社でも家庭でも居場所を失ってしまうでしょう。
会社での信用を全て失う
不倫は、家族を不幸にする行為で、許されるべきものではありません。それが社内のダブル不倫だったらなおさら、同僚や上司、部下からも軽蔑されてしまうでしょう。
信用の上で任されていた役職や業務を、すべて失うことになるかもしれません。就職してから今まで、努力をして積み上げてきた業績や良好な人間関係が、全て失われてしまうのです。
ダブル不倫をした当事者のどちらかが退職することになれば、会社としてはその分仕事が増え、人材確保などの予算がかかります。多大な迷惑をかけることになるので、失った信用を取り戻すのは難しいでしょう。
家族を不幸にする可能性が高い
永遠の愛を誓った相手に不倫されたら、絶望的な気持ちになります。信用を裏切られ、自分や子供の人格を否定されたように感じ、立ち直れないほど深く傷ついてしまうのです。
離婚することになれば、バツイチや子持ちで再婚するのは難しく、誰に頼ることもできない寂しい人生を歩ませてしまうことになるかもしれません。子供には、友達とは違う家庭の在り方に傷ついたり、いじめられてしまうこともあるでしょう。
離婚しなくても、経済的利害が一致しただけの仮面夫婦になれば、幸せよりも苦痛が大きい人生の幕開けです。愛のない家庭は、何の罪もない子供の心に影を落としてしまうでしょう。
最終的に何も残らない
ダブル不倫が社内でバレて問題になったら、会社を辞めることになるかもしれません。離婚して家族とも離れ離れになり、自分の親からも見放されて、友達からも軽蔑される可能性があります。
もちろん、不倫相手とは別れることになり、慰謝料を請求されれば貯金も失うでしょう。慰謝料が払えなければ、財産や不動産を差し押さえられることになります。
もし、バレなかったとしても、ダブル不倫はいずれ別れる運命です。ひとときの快楽のために、自分に関わる全ての人を不幸にするばかりで、何も残るものはないでしょう。
実はバレバレ?社内でのダブル不倫がバレるきっかけ
自分たちはうまく隠せているつもりでも、ほとんどはバレてしまうようです。周囲で噂になるだけならまだしも、上司や役員の耳に入れば処分されることになります。
同僚と家族が知り合いなら、家族にもダブル不倫がバレて離婚や慰謝料請求まで発展してしまうかもしれません。では、社内でのダブル不倫がバレるきっかけを3つ紹介していきます。
2人で密会しているのを見られる
社内での密会はほとんどバレています。自分たちが見えていないだけで、社内には意外と人目がありますし、防犯のために監視カメラを付けている場合もあるでしょう。
また、社外だからと言って油断できません。たとえ会社から離れている場所だったとしても、会社の人や取引先の人、すでに退職したスタッフなどに見られてしまう可能性もあります。
社内でのダブル不倫でなければ、同僚に見られたとしても「奥さんかな」「旦那さんかな」と思われるかもしれません。しかし、社内のダブル不倫なら「なぜ既婚者2人が社外で一緒にいるんだろう」と怪しまれることは確実です。
雰囲気でバレる
社内でのダブル不倫だと、毎日一緒に過ごす同僚や上司などが、些細な雰囲気の変化に気付きます。熱い視線だったり、喧嘩したあとのピリピリした雰囲気だったり……今までとは違う様子からダブル不倫がバレてしまうのです。
同じように接しているつもりでも距離が近かったり、目くばせで通じ合っているような、微妙な変化で気づかれます。どんなに隠していても、周りからすれば「正直バレバレ」と思われていることが多いようです。
会話の内容からバレる
デート先の景色やレストランが素敵だったり、最高の体験をしたとき、つい人にのろけたくなりますよね。誰と行ったかは伏せて話したとしても、同じ話しを不倫相手がしている場合があり、そこからバレてしまうこともあるようです。
また、一緒に帰っているときに油断して会話をしているのを、社内の人や取引先の人に聞かれているかもしれません。プライベートな会話はホテルや車などの密室以外ではしないようにし、デートの行き先やのろけ話も決して口外しないように徹底しなければ、いずれボロが出てしまうでしょう
ダブル不倫が社内でバレたときに考えられる処分
ダブル不倫が噂になれば、職場内の風紀が乱れ、同僚は仕事がしにくくなります。上司や役員に事実を知られてしまったら、処分を受けることもあるでしょう。
では、ダブル不倫が社内でバレたときに下される処分を紹介していきます。職場の雰囲気や規定によって変わりますが、一般的に考えられる処分について見ていきましょう。
減給や出勤停止
社内でのダブル不倫は就業規則違反とされ、降格や減給、数日間の出勤停止を命じられることがあります。突然の降格や出勤停止処分により、社内全体に知られることとなるでしょう。
不倫相手と関わらないように異動させられたり、大企業であれば遠方に左遷されることもあります。これらのペナルティにより家族にも不倫がバレますし、各所に多大なる迷惑をかけてしまうことは避けられません。
依願退職の推奨
減給や出勤停止の処分をうけたにも関わらず、その後もダブル不倫を繰り返してしまった場合は、依願退職が推奨されます。就業規定や会社への損失額にもよりますが、退職金は出ないと考えた方が良いでしょう。
自己都合の退社になるので、失業給付金もそれほど多く受けられません。離婚にならなければ家族に大変な負担をかけますし、離婚して慰謝料を請求された場合は、金銭的な余裕を失います。
懲戒解雇
ダブル不倫していた相手を業務上であからさまに贔屓していたり、業務時間中に不貞行為を行っていたことが会社にバレれば、懲戒解雇になってしまう場合もあるでしょう。不倫自体は個人的なことかもしれませんが、社内の風紀を乱し、会社に重大な損失を負わせるようなことがあれば、不当解雇にはならないのです。
懲戒解雇になれば、退職金はもちろん支給されません。離職票には「重責解雇」と明記されます。
懲戒解雇は労働者にとって最も重い処分なので、再就職も困難です。就職活動の際に懲戒解雇されたことを隠せば職歴詐称となり、バレたら内定を取り消しや再度懲戒解雇になることもあります。
不倫はリスクがある!冷静になろう!
お互いに夫婦関係が破綻していたり、純粋に愛し合っていたとしても、不倫は不倫です。社内のダブル不倫はかなりの確率で周囲にバレてしまい、最悪の場合離婚に至ったり、懲戒解雇になることも考えられます。
いけないことだと分かっていてもダブル不倫がやめられないなら、お互いにきちんと離婚してから恋愛関係を1から始めましょう。ダブル不倫を続けるなら、多くのリスクがあることを認識し、最悪の場合も覚悟しておくことが大切です。